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カテゴリー:社員ブログリレー
2008年11月28日
亥の子さん
本店の「ツネさん」からバトンを受け取りました大阪支店の「カリー」です。遊びの達人、ツネさんのバイタリティーには、いつもながら恐れ入ります。磯の大物ではなく、陸の大物をGETの折にはご一報を。F元部長もよろしく!とのことです。
さて、この原稿を書くにあたり何の話題にしようかと思案していたところ、ちょうど田舎(愛媛県です)の親から「亥の子(いのこ)さんの宿(やど)になったから孫たちを連れておいで」との誘いがありました。宿とは、「亥の子さん」という地域の行事を世話する家のことで、50年に一度の頻度で回ってきます。これだ!と思い、家族と一緒に帰省してきましたので、小さな田舎の風習である亥の子さんの模様をお伝えします。
亥の子さんとは、旧暦の10月亥の日に行われる行事のことです。「ゴーリンサン」と呼ばれる直径20cmの円形の石(重さ15kg)の中央部分に鎖を付け、それにロープを結んで庭先の土の上を男の子たちが引っ張り合い、上下させて突く風習です。歴史は古く、私も、私の父も、祖父も子供時代に参加しているので、確認できるだけでも100年以上は続いています。猪(亥)は子が多く丈夫に育つことから、子が多く生まれ、強く逞しく育ち、家々が栄え繁盛するようにとの願いがこめられています。
亥の子さんに参加するのは、小学校低学年の子供から大将と呼ばれる中学1年生の男の子たちです。体力に劣る低学年の子供たちは、ロープを体に縛りつけ力負けしないように全身で踏ん張ります。大将はリーダーとして低学年の子達の面倒を見ながら全体に目を配ります。大人は宿となる家の家人が世話をするだけで、すべて子供たちで運営します。子供たち自らが地区内の家を回り、寄付(各家500円~1,000円)を募り、集まったお金でお菓子や果物を買い、子供たち(ゴーリンサンに参加しない女の子たちも含め)みんなに分配します。私が大将を務めた時、普段と違って宿の家人が大人として接してくるので、とまどい、しゃべったことも無い敬語をつかい、とても緊張したことなどを思い出します。少子化や生活環境の変化により、最近の子供たちは昔と比べ集団(年齢の違う縦のつながり)で遊ぶ機会が少なくなり、個々になりがちです。しかし、規模は縮小し形態も変化したとはいえ、年に一度の亥の子さんで、子供たちだけで一つのことをやりとげる経験は、将来、必ずプラスになることと思います。縦のつながりを大事にする田舎の風習として、いつまでも引き継がれてほしいと切に願います。
それでは次のバトンですが、高知のインター工事時代に大変お世話になった『土佐のいごっそう(頑固者)』九州支店の「龍」さんにお渡しします。龍さん、また今度一献(足腰が立たなくなるまで)やりましょう!それでは、よろしくお願いします。
投稿日時 : 2008年11月28日 08:01
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